JSTQBという品質管理の試験をご存知でしょうか?
業界的には有名なのですが、今日はその試験のAdvanced Levelを受けてきた話をしようと思います。
真っ先に思い浮かぶのが……クーラーが寒かったです……。
(1度ゆるめてもらったのですが、2度目はいうのが忍びなく……)
JSTQB Advanced Levelを受験してきた話【2015年8月】
受けてきてどんな感じだったかを書いていこうと思います。
参考になりましたら幸いです。
試験前。検索をしても情報が出てこない!
この資格試験、検索すれども情報が全然出てきません(^-^;
書籍もありませんので神秘のベール(?)で覆われた試験となっておりました。
しかし試験を受けて謎が解けました。
事例対応系の問題がメイン。例示が非常に難しいです。
それと試験後は疲れ切っていますw
試験時間
試験時間は180分、つまり3時間です。
設問数は65問。
最初は「時間あまりそう…」みたいに甘いことを考えていましたが、そんなことはありませんでした。
詳しくは後ほど語りますが、半分は事例に対してどう対応するのかの問題です。
1ページの問題文は可愛らしく、2ページにわたる問題文も多々有ります。
私は見直し時間を作ろうと大急ぎでやりましたが、終わったのが30分前です。
見直しも全部はできませんでした。
20問まで見て、うち2問マークシートを直したので予測ではあと4問修正すべき場所があったことでしょう。
おそらく事例問題にじっくり取り組んでいると時間不足になりそうです。
1問あたり3分、1時間時点で20問目を終えているというマイルストーンを用意しておかないと後々焦るかと思います。
(問題用紙がバサリとおかれた時点で「計画的にやらないとマズイ!」と察することができた分量でした。50~60ページくらいあります)
あと気をつけるべきことは後半の集中力切れです。
事例系の設問は随所で出てきて、後半の集中力が切れてきたときにも2ページに及ぶ問題が出現します。
設問
設問は、普通の問題集にありそうな短い問題と事例対応系質問が半々といったところです。
JSQQB Fundation Levelにあったような「〜に当てはまらないものを選べ」といった自動車教習場のような問題は少ないです。
私の記憶では2問でした。
普通の設問
Advanced levelのシラバスからほぼ出ていたと思います。
シラバスのリストになっているところ(・がついてるところ)から多く出題された印象です。
難易度はシラバスを読んでいれば対応できそうです。
シラバスの全体から出題されていて、最後の最後のテスター育成のところからもしっかり出題されています。
リスクベースドの話が若干多かった気がします。
事例系の問題
Advanced Levelのメイン問題はこれらです。
1ページに及ぶ問題がメイン、2ページに及ぶ問題も5〜6題は出題されていたと思います。
箸休めに普通の問題が3問くらい登場する感じでしょうかw
(普通の問題が出てきたときの安堵感といったら……!)
事例系の問題は「〜のテストマネージャーを任されることになりました」といった問題です。
システムの概要が書かれており、続いて顧客からの要求や、どんなテスト戦略でやる、といった内容が書かれています。
肝心の問題としては「どの方法を使うべきか? 最適な組み合わせを選べ」「優先順位が高い順に選べ」といった内容です。
なので選択肢はA,CやB,Fのような組み合わせを選ぶ問題となります。
正直、見直しに戻る余裕は後半ないと思うので一回で正解を選ぶのがベストです。
この問題をやっていて思ったのが、事例の対処ですので
「自分の業務上の考え方、手法が標準に準拠しているか?」
で結果が分かれてきそうな気がしました。
シラバスの内容で回答を考えたか……と言われると難しく、私は私の今までのやり方から答えを導いていた節があります。
(もちろん正解はシラバス準拠になりますからね)
これらの事例問題は「もしやるならこういう風に攻めたい!」とか「こんな簡単に工数出せたら苦労しない!」みたいないつものお仕事を思い出して照らし合わせて面白かったりしましたw
トイレ
3時間となると気になるのがトイレですよね。
3時間ですが、途中で手を上げてトイレに連れて行ってもらうことが可能です。
我慢しないで行くのが吉です。
問題文が長いので集中力を出さないと問題が右から左へ抜けていきますw
総論
- 3時間の集中力をつける必要あり。
- 時間配分はあらかじめ考えておく方が良い
- 事例分析の内容はマネージャーをやっていると考える必要がありそうな内容が詰まっている。
- シラバスはくまなく読んでおいた方が良い。
- シラバス全体からまんべんなく問題は出ている。
- フリーの模擬問題などはきっとみんな作れないので、検索しても出てこない。(その対処が本当に正しいかレビューを受けないと正答には出来ないと思われる)
- 試験後は自分の仕事の仕方は一般的に見て正しいのかを考え始める